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目論見書には期限があり、原則として年一回、発行される。このため、左にあげた目論見書のように、「申し込み期間」は一年更新となっている。
また、現在何かのファンドを持っており、手持ちの目論見書が古い場合は新しいものを入手する必要があるだろう。これは文字通り、目論見書を要約したもので、ポイントが簡潔に説明されているパンフレットだ。
これは生命保険の契約時に渡される分厚い約款と、保険内容の説明用パンフレットの関係に似ている。目論見書と要約目論見書の内容が遣うことは考えられないが、保険の契約時に約款に目を通す必要があるのと同様に、やはり目論見書にも目を通す必要があるだろう。
また、過去の運用実績を調べたいときには、運用報告書を参考するとよい。運用報告書は、一年や半年といった過去の運用期間での運用実績や運用状況が記されている書類だ。
運用報告書も証券投資信託法で作成が定められている。過去の実績や今後の投資対象などは、目論見書や運用報告書を読むことで知ることができるが、現在の値動きまでは把握できない。
そこでチェックしたいのが、販売会社や運用会社のホームページに掲載されている基準価額だ。前日比や総資産残高などの数値も表示している親切な会社もある。
また、日本国籍の主要なファンドであれば、新聞にも掲載されているので参考にしたい。しかしファンドの名称は長いことが多く、文字数制限のある新聞では省略表示されているので、慣れるまでには時聞がかかるだろう。

ファンドの分配金は年間の決算回数によって分配の回数は異なる。たいていは年に一、二回だが、最近では毎月分配型という、一年に十二回も分配金が支払われるファンドもある。
外貨MMFや債券ファンド、株式ファンドなど、定期的に分配金が出る金融商品では、分配金の受け取り方法は、支払型と再投資型、無分配型の三種類ある。支払型は、決算により分配金が出るごとに顧客の口座に振り込むというもので、再投資型は、分配金は出すものの振り込ますに再投資するというものだ。
そして無分配型は、文字通り分配を出さないというファンドとなる。支払型や再投資型の場合、ファンドの年間決算回数によって分配金が支払われる回数は異なる。
年に一、二回というファンドが多いが、年間十二固という、毎月分配型のファンドもある。分配型のファンドの例としては、毎月分配型では「ドイチエ欧州債券ファンドCコース」、二ヵ月ごとの分配型では「ユーロランド・ソプリン・インカム」があり、無分配型ファンドとしては「ステート・ストリート外国株式インデックス・オーブン」などがあげられる。
株式投資で考えると、配当金が多い会社の株を買うと得をするように思えるが、ファンドでは、分配が多ければよいというわけではない。その理由として、税金とファンドの価格があげられる。
分配金は課税対象となっており、その税率は二〇パーセント。仮に一〇〇〇円の分配金があったとすれば、そのうち二〇〇円は税金で差し引かれることになる。
再投資型も分配自体は行なわれるため、再摂貧する分配金に課税されていることには変わらない。また、分配金はファンドの基準価額と関係があり、分配金を出すとその金額分、基準価額が低下するので、一〇〇〇円の分配金を出すと、基準価額は一〇〇〇円下がることになる。
さらに分配金を支払うためには、これまで順調に運用してきた株や債券の一部を売却する必要があるため、基準価額以上のマイナスとなる。仮にファンドを年金代わりに使いたいのであれば、毎月など定期的に分配があるものを遷ふと良いだろう。

逆に、ファンドで長期的に資産運用を行なおうと考えているのなら、無分配型ファンドのほうが結果的に得をする。たとえば外国籍の公社債ファンドの場合、売却益に関しては非課税であるため、分配金を受け取って税金を支払うよりも、基準価額の上がったファンド自体を売却して利益を得るのが賢い運用方法だ。
海外旅行で外国のマクドナルドに入ったことのある人であればわかると思うが、メニューは全世界ほぼ共通、マクドナルドのハンバーガーのビッグマックも世界中で味わえる。この時にポイントとなるのが、世界各国でのビッグマックの値段だ。
これはビッグマック指数と呼ばれている。ビッグマック指数はマクドナルド本社のある米国と各国のビッグマックの値段を比較したもので、イギリスの経済誌「エコノミスト」の記事が始まり。
世界各国でのビッグマックの値段を比較することで、購買力平価を算出しようというものだ。購買力平価とは、ある国のモノの値段が、他国でも同じ価格で取引されるという考え方で、価格の比率を示したものだ。
たとえば日本では二一〇万円で購入できる軽自動車が、米国では八〇〇〇ドルで販売されているのであれば、USドル/円の為替レートは一五〇円となる。このとき、実際の潟替レートが一〇〇円であったならば、同じ軽自動車を日本では一二〇万円、米国では八〇万円で購入できることになり、価格差が一・五倍生じていることになる。
購買力平価の考えに基づくのであれば、為替レートは一五〇円であるはずなので、現在は円高、今後は円安方向にシフトすると予想できる。「エコノミストは年に二回、ビッグマック指数を発表している。
二〇〇四年十二月発表の指数によれば、米国よりも価格が高い国として、八〇パーセント高いスイスを筆頭に、デンマークやスウェーデン、ユーロ圏、イギリスなどの欧州諸国があげられている。また、価格が安い国としては、日本をはじめアジア諸国や南米諸国があげられている。

外貨預金には、いつでも入出金可能な普通預金と一定期間預け入れる定期預金がある。日本では外貨関連の金融商品の中で一番馴染みがあり、多くの人が利用している。
多くの外貨商品がある中、最初に注目されたのが外貨預金である。外貨預金はさまざまな金融機関で取り扱われているため馴染みが深く、しくみもわかりやすい。
外貨預金とは文字通り「円以外の外国の通貨で銀行預金するもの」で、利益は金利と為替差益生まれる。為替差益とは、円高のときに外貨に替え円安のときに外貰から円に戻したときに生じる利益のことである。
注意しなければならないのは円安の時に外貨に両替し、円高のときに円に戻す場合はマイナスになってしまうことである。損失が大きくなると元本割れを起こす可能性もあるので、外貨に両替する、または円に戻すタイミングが重要になってくる。
そのほか、手数料が他の外貨金融商品と比べて高いというデメリットもある。預け入れる通貨の種類によっても金利・手数料・為替の動きが違うので、自分にあった通貨で預金をすることが大切だ。
最も多く利用されているのはUSドル建て預金で、その理由として他の通貨と比べて馴染みがあること、他の外貨よりも手数料が安いことがあげられる。普通預金には預け入れ期限が広いため、自分の好きなタイミングで利用できる利点がある。
取扱時聞は十二時間くらいで、十五時以降の取引は翌日の取り扱いになる。金利面では定期預金に比べると低く、短期間による運用では利益は望めない。
むしろ為替の変動や手数料などで元本割れする危険性もある。定期預金は最低預け入れ金額の設定があり、期間が一ヵ月、三ヵ月、六カ月の場合が多い。

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